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浅草と共に歩んで半世紀 ~台東館の姉妹館~

2021.02.11

新浜松町館の誕生…国際ビジネスの発信基地として


1980年(S55)3月末で大手町館は老朽化等により、閉館となりました。これに代わる施設として関係業界から、中小企業の貿易振興や国内販路開拓事業を合わせて行う施設の設置要望が高まり、1983年(S58)6月に竹芝地区の都有地に浜松町館(以下の写真)が建設されました。


※上の写真の浜松町館は、2015年(H27)9月30日に閉館となり、竹芝地区再開発のため取り壊されました。


これを機に内外販路開拓を一元的に推進する組織として「東京都立産業貿易センター」と改められ、浜松町館が本館と位置付けられました。そして、1998年(H10)4月1日、東京都行政改革大綱における運営見直しにより、(財)東京都中小企業振興公社に浜松町館と台東館の管理運営、建物維持管理業務が委託され、両館体制が確立しました。


2003年(H15)地方自治法の改正により、「公の施設」の管理を広く民間事業者や団体に開放して委託できる「指定管理者制度」がスタート。これまでのたゆまぬ利用者へのサービス向上とムダの排除が都の審査基準を満たし、戦略的な自己改革を遂げながら現在に至ります。


その後、2014年(H26)5月に、東京都9区等を含む5区域が国家戦略特別区域に指定されたことを受け、翌年1月16日の東京都都市再生分科会において、事業者から提案された国家戦略都市計画建築物等整備事業として竹芝地区を再開発されることが決定しました。プロジェクト名は、「都市再生ステップアップ・プロジェクト(竹芝地区)」


東京都公文書館、東京都計量検定所、浜松町館の各跡地約1.5haが再開発の対象となり、浜松町館は、下の写真の「東京ポートシティ竹芝(TOKYO PORTCITY TAKESHIBA)」と名づけられた、オフィスタワー(東京都港区海岸1丁目に新設する地上40階、地下2階、高さ208.83m、延べ面積約18万㎡の超高層ビル )へ大手通信会社などと共に入居し、2020年9月14日に無事開業(展示室・会議室は2F~5F)を果たしました。今後は、浜松町、竹芝、芝浦の3つのエリアが力を合わせて「東京ビジネスイベンツ先進エリア」としてMICE誘致活動を強力に推進していきます。


歴史と文化が香り、世界から人が集う観光の地にある台東館、そして世界に向けて情報発信し、イノベーションとこれからの未来をイメージさせる新たな国際ビジネスの拠点にオープンした浜松町館の今後の飛躍にぜひ、ご注目ください。





※上記はイメージ図となります。

以上をもちまして、コラム:台東館設立ヒストリー ”浅草と共に歩んで半世紀” を終了します。

本コラムを掲載するにあたり、多くの皆様や新聞各社、関係各位のご協力を賜り、心より御礼申し上げます。

今後とも東京都立産業貿易センター 浜松町館・台東館をよろしくお願いいたします。

また半年の長い期間にわたってご覧いただき、誠にありがとうございました。


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