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浅草と共に歩んで半世紀 ~浅草と台東館 ①~

2020.08.20

武蔵国浅草…推古天皇36年から


戦国の覇者、徳川家康が江戸幕府を開くはるか以前から、武蔵の国の浅草は、浅草台地(微高台)に築かれた浅草寺を中心に賑わいを見せていたようです。


浅草寺は『浅草寺縁起』等にみえる伝承によると628年の推古天皇36年に、2人の漁師の網にかかった聖観音像を地元の名士、土師中知(はじの なかとも)が自宅で本尊として祀ったのが始まりといわれています。この聖観音像は、2寸(約6㎝)にも満たない白黄色の像であるといわれていて、実物は、歴代ご住職も見たことがない秘仏中の秘仏。今も本堂の奥の厨子の中で神秘のベールに包まれて安置されています。すべての願いを叶えてくださるお寺として多くの参拝客を集め、現在では国内外から例年約3,000万人が訪れています。


この8月までは新型コロナウイルスの感染拡大防止のために外出が自粛され、浅草も人出が減りました。台東館も8月に入ってから少しずつイベントが開催され始めましたが、昨年の賑わいを取り戻すまでには、もう少し時間がかかりそうです。ちなみに台東館の昨年の来場者数は、約46万人の皆様にお越しいただくことができました。

(台東館の新型コロナウイルス感染拡大防止の取組み:https://www.sanbo.metro.tokyo.lg.jp/efforts/covid19/


次回は台東館の建設前の様子をお伝えします。掲載は9月10日(木)を予定しています。


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